――汚れなき少女――

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それからいくらかの月日がたったある日 ご主人様は少女に 赤いおもちゃのピアノを渡しました。 すると少女は だれにも教わることなく 今まで聴いてきた音楽や歌を そのピアノでとても上手に弾き始めたのです。 そのピアノの音色は それはそれは綺麗なもので 屋敷の者達が仕事を忘れ 聴き入ってしまうほどでございました。
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