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「タイちゃん タイちゃん タイちゃん!!」
「君たちこの子を知っているのかい?」
白い服を着た人に聞かれた
「俺の兄弟。この子は..友だちです」
私は答えられなかった
「そうだったのか。家はすぐ近く?」
「うん」
「じゃご両親に中央病院だって伝えてくれるかい?」
リューちゃんは淡々していた
私は多分、口をパクパクしていただけだった
「分かった」
ピィーポー ピィーポー ピィーポー
タイちゃんを乗せた救急車は私たちを置いていってしまった
リューちゃんは私の手をギュッと握った
「行こ。ほのか」
「・・・」
「あの子。この子を助けようとしたんだよ」
私よりも小さい男の子が猫を抱いていた
「ニャァ---」
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