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「でもさらにやっかいなのはアイツの能力が何か分からんっちゅうことや」
寺坂はジークに言った。
「何?アイツの能力は爆破じゃないのか?」
ジークは「アイツ」の能力が爆破だと思っていたらしく、寺坂の言葉に面を食らっていた。
「ワイも最初はそう思っとったけど、それがどうもつじつまがあわへんのや」
ジークはますます訳が解らなかった。
なぜなら死体の外傷から言って爆破以外に有り得ないからである。
「爆破じゃないなら一体何の能力だって言うんだよ?」
「だからそれが分からへんゆうとんのやアホ」
「そうだっけ?」
寺坂はそのジークの言葉に呆れていた。
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