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……先輩達が立ち去って下駄箱には二人だけになった
(一応助けてもらったんだよね…お礼言わなきゃ)
黒髪の少年は無言でその場から立ち去ろうとした…が…
「ねぇ、名前は?」
緋衣奈が少年の肩をガシッと掴んで呼び止めた
「……さ、斎藤零(サイトウ レイ)…」
少年はゆっくり振り返って小さな声で自分の名前を言った
「零ね!ありがとう、助かったわ♪」
緋衣菜は相手の名前を知ると笑顔でお礼を言った
すると…
「なっ…//別にお前のために助けたわけじゃない!たださっきの人達が邪魔だったから助けただけだ!」
零はいきなり顔を真っ赤にすると腕を組んでキッと緋衣菜を睨んだあとそのまま走り去ってしまった
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