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『よくも俺の"大切な奴"を傷付けてくれたなっ!!!お前だけは、絶対に許さない!!!!!!!』
シグナルは意識が朦朧為てる時に、來喇の大声で目が醒めた。
シグナルが起き上がった事は、來喇は知らない。
けど、シグナルは驚いていた。
來喇が発した台詞に『大切な奴』と言われ、少しだけ顔が熱かった。
シグナルは、聞こえる筈の無い來喇に向かって「聞こえてるよ。バカ來喇」と、愚痴を溢しながら顔を少し頬を染めた。
あれ以来、來喇に胸が締め付けられる程の恋をしてしまった。
女になれば、この溢れる想いを伝えられるのに…。
「僕が──」
──"女に生まれれば良かった"
《愛したい、狂う程の愛しい恋を貴方に》
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