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「んな事どーでも良いから里に入れてくれ。腹減ってんだ。それに、こちらが何か危害を加えたか?」
「ルー…機嫌悪いな」
苛々しているC分隊長のルー。それに対してボソッとベリーサは言う。
「駄目だ!夜間は許可がいる。慧音さんに相談してくっからちょっと待ってろ」
「ゲヘッ!ゲーヘヘヘ!急げよ侍ッ!」
自警団員は里内部へと走っ行った。それを見送るベリーサ達はやがて銃の点検を始めたり、筋トレをしたり、星を眺めたりした。
暫くすると、侍こと自警団員が戻って来た。
「許可が出た。入れ」
「よし。じゃ皆育三!」
傭兵団一行は各々のしている事を辞め、里へと入った。
里内部の様子は昔の日本、江戸のような感じであった。
一行は侍に連れられ、「寺子屋」と書かれた建物に着いた。
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