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「ここが慧音さんの住む寺子屋だ。失礼の無いように。さもなければ………」
侍の目付きが鋭くなり、傭兵一同を睨みつける。
「さもなければ?なんだ?殺すか?」
ベリーサが馬鹿にする。
すかさず侍は言い返し、
「おまえにそいつらを殺させるからな?」
リリアーヌを指さし、そう言い放つ。
「ゲヘッ!ジグソウかよオメーはヨッ!おまえSAW好きだな!ゲーヘヘヘヘヘヘ!」
と、爆笑するイコ。
「……?」
何の話しかわからないと言った顔のルー。
「何だその……じぐそうとかそうとか………まぁ良い。慧音様!入ります。」
中から入れと、声がした。
女性の声だ。
侍は「失礼します」と言い寺子屋のドアに手をかけ、中に入った。
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