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「あ……マジかよ……あいつ……避けやがった………」
そう呟くイコは動揺している。
自分が外す訳がない、有り得ないと。
「くそ……もっかいだぁよぉ……」
イコは再びスコープを覗き、熊の胴体に照準をあわし、引きがねを引いた。
「グゥオオオゥアアァァァ……」
「よくやったイコ！」
そう言いルーが褒める
今度は当たった。胴体を狙うのが一番確実だ。とイコは思った。
「まだだ！後二匹！ルー！アレッシー！弾幕辞め！集中攻撃！リリアーヌ！ルーとあの熊殺れ！アレッシー！着いてこい！イコ！援護射撃！」
素早くベリーサは指示を出し、リロードする。
「隊長！こいつでM60最後のマガジンだ！」
「それで十分殺れる筈だ！アレッシー！そいつ死んだか！？」
ルーの報告に対し素早くかえし、アレッシーに熊の死亡を確認させる。
「まだ生きてます……今死にました。」
瀕死の熊の頭に自動拳銃グロック17で全弾撃ち込み、応答するアレッシー。
「リリアーヌ達の援護にいくぞ！」
「隊長。終わったよ」
「うぅおわぁ！」
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