キューカンバーの切り札

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「命に別条はねぇが、一応輸血してぇな……」 ベリーサはSAAをホルスターにしまい、AKを握り直し、よろよろと立ち上がった。 「……良かった…」 リリアーヌは目元を拭った。心なしか、鼻がとても若干赤い。 「さ、先ずは資料室から資料掻っ攫うぞ……」 ベリーサはリリアーヌの頭を掻き撫で、資料室のドアノブを捻った。
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