依頼主の元へ

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「あやややややや。これまた奇妙な生き物ですねぇ~。これは臭いですねぇ~。スキャンダラスな臭いがぷんぷんしますね~。ゴシップゥ?違いますねぇ~。これはもう既製の事実ですねぇ~。」 回転椅子に座り、くるくると回りながら、射命丸はベリーサから貰った資料と写真を見ながら言った。 「少しは俺の体の心配もしてもらいたいね。縞パンの射命丸さんよ。」 ベリーサは射命丸のミニスカートから覗く下着を見ながら何の躊躇いもなく、そう言った。 「なッ!?」 射命丸はいきなり立ち上がり、スカートの前を押さえ、耳まで赤くした。 「クックックッ……自分のは見られたくないってか……人のは写真まで撮るくせにな。」 ベリーサは何処から仕入れたのか、スカートの中ばかり写された写真をざらざらと取り出し、ばらまいた。
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