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さとりの言うチームは実に理に叶っている。
ベリーサが指揮をとり、オーエンの技術で敵を撃ち、お空の火力で敵を一切合切殲滅する。
事実、ベリーサの指揮能力はそこら辺の下士官や将校、実戦経験豊富な百戦練磨の軍人より圧倒的に高く、オーエンの戦闘能力は類い稀であり、お空の火力は幻想郷で一、二を争う程だ。
つまり、負ける要素が無いのだ。
「フフフ……今度は勝ちにいくわよ……」
レミリアがすっかり冷めたカレー鍋に視線を落としそう言う。
「油断はしないで下さいね。今回は彼らを幻想入りさせた張本人が出ると聞いています。」
「紫…そう………スキマ妖怪が……」
レミリアは愛おしい、愛すべき敵を打ち倒したいといったような恍惚とした笑みを浮かべてそう言った。
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