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息を吹きかけたと言っても、きつく吹きかけたわけではない。優しく、そっと息を吹きかけたのだ。当然、お空はくすぐったさに体をよじらせる訳であって、
「ほら、全部入ったわよ。全部飲み込むまで見てるからね。」
口の中にカレーが入るのを許してしまう訳である。
ここで読者の皆様に聞きたい事がある。
これお空にカレー食わせてるだけだよな？
「何言ってるのよ作者。お空にカレー食べさせてるだけよ。」
レミリアが私を戒めた。私にはカレーを食べさせているようには見えないのだ。
「うにゅ……」
お空が顔を真っ赤にしている。真っ青にしたり真っ赤にしたりと忙しい子である。
別に恥ずかしい訳ではない。辛すぎて赤くなっているのだ。事実私もハバネロ食品を食べたら余りの辛さに顔が真っ赤になってしまった。
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