THE カレー2 ~戦友よ、先に食え~

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アレッシーはそのまま右手を伸ばし、お空の右腕を掴み、台所へと連れていった。 そして、水道を捻り水を出し、コップに水を注ぎ、お空に飲ませた。 「うぇ……ひっく……」 お空は水を飲み干した後、地面にへなへなと座り込み、啜り泣いた。 アレッシーはポケットテッシュを取り出し、お空の目元を拭う。 この男、本当に何を考えているのか私にすら分からない。 お空は縛らく泣いた後、こう言った。 「もうこの家に住み着いてやる!さとり様なんか大嫌いだ!」 (うわぁこいつ本気だよ……) さとりは素早くお空の心を読み、お空が本気だという事を確信した。 「と、いう訳でよろしくお願いします。」 お空はアレッシーに頭を下げる。だが、此処の家主は彼ではなく、ヘタレなのだ。
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