傭兵団の仕事

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「隊長!それでも男なの?しっかりしてよ!」 「………ハイ……」 ベリーサは再起不能といった様子でがっくりと膝をついた。 「あれ……兄さん……ルーは何処?」 「…あ~…ロッキーみたいにジョギングしてるぞ…ほら」 アレッシーが指差した方向にはロッキーのように空高く拳を突き上げたルーが居た。 「……イコは?」 「ラジオ体操第二に入ったみたいだ。ホラ」 普段のイコからは想像出来ないが、彼はラジオ体操と狙撃だけは真面目なのだ。 「…兄さんこれからどうする…?此処で暮らすのは良いけど仕事は?」 「……何でも屋なんてどうだ?リリ」 「それ良いね!兄さん!隊長聞いてた!?」 「……あぁ聞いてたぞ………だが、役割はどうする?」 リリアーヌとアレッシーは縛らく考えた後、一つの結論に至った。 「私受け付け、隊長と兄さん事務、ルー馬鹿力、イコ雑用」 割とまともかつ、失礼な役割分担であった。
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