270人が本棚に入れています
本棚に追加
/361ページ
「隊長!それでも男なの?しっかりしてよ!」
「………ハイ……」
ベリーサは再起不能といった様子でがっくりと膝をついた。
「あれ……兄さん……ルーは何処?」
「…あ~…ロッキーみたいにジョギングしてるぞ…ほら」
アレッシーが指差した方向にはロッキーのように空高く拳を突き上げたルーが居た。
「……イコは?」
「ラジオ体操第二に入ったみたいだ。ホラ」
普段のイコからは想像出来ないが、彼はラジオ体操と狙撃だけは真面目なのだ。
「…兄さんこれからどうする…?此処で暮らすのは良いけど仕事は?」
「……何でも屋なんてどうだ?リリ」
「それ良いね!兄さん!隊長聞いてた!?」
「……あぁ聞いてたぞ………だが、役割はどうする?」
リリアーヌとアレッシーは縛らく考えた後、一つの結論に至った。
「私受け付け、隊長と兄さん事務、ルー馬鹿力、イコ雑用」
割とまともかつ、失礼な役割分担であった。
最初のコメントを投稿しよう!