迷宮竹林

6/6
前へ
/361ページ
次へ
「誰がちびっこなの?兄さん?」 「…うぐ……」 アレッシーが曇った声をだす。それもそうだ。リリアーヌに銃剣で尻を刺されたのだから。 「…兄さん?兄妹には全然見えないんですが…」 驚愕した様子の鈴仙。 「これでも兄妹だよ。全っ然似てないけどね」 言いながら尻に刺した銃剣から滴り落ちる血をうっとりと眺める。カニバリズムかドSに目覚めたのだろう。 「…とにかく永遠亭に行きましょう。お尻の治療をしないと…」 そういって鈴仙は傭兵団一行を永遠亭へ案内した。イコがやたら静かだったのはベリーサで遊んでいたからだろう。ベリーサが普段の三倍凹んだ時は大体はイコに遊ばれた時だからだ。
/361ページ

最初のコメントを投稿しよう!

270人が本棚に入れています
本棚に追加