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「あらあら随分と深いわねぇ…」
「……ぐぬぅ……」
今アレッシーはベッドの上で尻を出している。治療の為だ。診察しているのは紺と紅の奇妙なナース服の女性だ。名を八意永琳と言う。
「じゃあ今から局部麻酔をするわね。その後傷を縫うわよ」
「……ハイ……リリアーヌいつか殺す…」
そう呟くアレッシーの声には憎悪が篭っている。
「兄さ~……クッ…プハ…アハハハハハ!兄さんだっさ!お腹いたいよぉ~!」
リリアーヌだ。診察室の中を見た瞬間に笑い出して、あげくのはてには腹を抱えヒーヒー言いながら爆笑している。
「殺す!鏖殺してやる!一片の肉片すら残すか!必ず死なす!」
「またお尻刺してあげまちゅよぉ~!それともお尻ペンペンの方が良いでちゅかぁ~!アハハハハハハハハ!」
そう叫ぶリリアーヌは笑い過ぎて涙が溢れていた。
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