傭兵団の幻想入り

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その五人は ベリーサ イコ A分隊長 B分隊長 C分隊長 だった。 ベリーサ達は「ファック!ファック!」と言いながら走った。 どれだけ走ったろうか。 仲間達の断末魔の悲鳴から、化け物から逃げる為にどれだけ走ったろうか。 やがて、人里のような場所についた。 ベリーサは心の底から安心すると共に後悔した。 何故逃げろと命令出来なかったのだろうと。何故スキマに入ったのだろうと。 「隊長…とりあえず里に入りましょう…」 「スマンな……皆……スマンな………アレッシー……里に入ろう……」 いつまでもクヨクヨしていては仕方ない。と呟きベリーサは里に入った。 傭兵業なんてやっていれば仲間は必ず死ぬ。その点では彼らは強かった。 時刻は20:00位だろうと、A分隊長のアレッシーは星を見て、そう判断した。
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