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ご主人様は真剣な顔で振り返ると私の手をとってそっと薬指に指輪を嵌めた。
「仕事が忙しくて構ってやれないこともあるし、これからもっと迷惑を掛けるかもしれない。こんな俺だけどずっと一緒にいてくれますか?」
突然の告白で驚きましたし、雰囲気も全然だめでしたけどとっても嬉しかった。
けれど、私はこの時、自分に素直になれずいつも通りの反応をしてしまいました。
「…バカ。」
私は冬の寒さのせいにしてご主人様の胸に飛び込んだ。
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