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・・・・西凪高校、校門前
一人の少年が立っていた
校門横には[入学式]と書かれた看板がある
少年はしばらくボーっとしていると
?「・・・行くか」
と呟き、歩いていった
歩いていると「健壱~~」と誰かを呼ぶ声がした
少年はその声に反応して後ろに振り返った
すると女子が一人こちらに向かって走ってきていた
女子は少年の前につくと少し息を整えて
?「おはよう。健壱」
健壱「おはよう・・・春香」
と挨拶を交わしていた
健壱「どうした?」
春香「いや、ただ健壱の後ろ姿が見えたから・・・」
健壱「そうか」(だからと言って、走ってくる必要はないと思うが・・?)
健壱「それにしても、この人数の中でよく俺がわかったな」
周りには他にも入学式に参加する人でいっぱいだった
春香「そりゃ、中学三年間一緒にいたんだから分からないはずがないでしょ!」
健壱「そういうものか?」
春香「そういうものよ」
健壱は少し疑問に思いながら歩くのを再開した
春香「ちょ、待ってよ!!」
・・・・
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