第二の宴

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「悪魔ぁ?悪魔って、あの悪魔か?」 仁が言うと、アレクシアがあきれたように言った。 「他にどの悪魔があるのよ?こいつは悪魔の中でも上位に属する、地獄の爵位の持ち主よ。ソロモン72柱は知っているでしょう?その一人としても数えられる恐ろしき大悪魔なのよ。」 アレクシアがマルバスの方を見て説明した。 マルバスは深々と頭を下げる。 「ソロモン72柱はなんとなく聞いたことがある・・・。だが、いまいち解せねぇ。」 仁は腕組みをしながら考える。 「ほんと、あんたってバカよね?人間の知り合いに言われたことない?バカって。」 ついこの間舞に言われたばかりだ・・・。 「バカバカうるせぇな。そういうあんたはなんなんだよ。」 仁はアレクシアを指さして言う。
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