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「三大魔神の下にいる、言わば国会議員的な存在が死神元帥に当たります。ここまでの死神を大きく分けて貴族と呼んでいます。お嬢も貴族にあたいするお方です。」
アレクシアが貴族なのは、身なりを見ても納得できた。
どこかのお嬢様みたいだったし、執事を仕えさせているあたりからもう確定だ。
しかし、三大魔神に属するあたりは理解不能だった。
見た目は仁と同い年ぐらいの普通の女の子だ。
「ふふ、お嬢の事、今普通の女の子みたいなのに、って思いましたね?」
「えっ!?あ、いや・・・。」
心を読まれてどきりとする。
アレクシアの方を見てみる。
仁を睨んでいた。
「ふ~ん。私は普通の女の子ですか。後でたっぷり後悔させてあげるから。あんたの大切なものをたくさん奪い取ってあげる。」
忘れていた・・・。
こいつは敵だった。
重大なところが抜けかけていた。
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