月光館、再び

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「タイムリミットは次の日の24時。宴は日付が変わった直後に始めるわ。あんたに与えられた時間は24時間しかないの。それまでに何人守れるか。楽しみじゃない?まぁ、あんたに勝ち目なんてないんだろうけど。あはははっ!」 アレクシアの笑い声が響く。 この声が聞こえるのは仁とマルバスとアレクシアだけ。 この世界の人間には仁達は見えない。 その中で守り切る。 ・・・無茶だ。 逃げろ、の一言も言えない。 皆は何も知らないまま普通に過ごし、死んで行くのを待つだけなのか? だが、考えている余地はなかった。 どちらにせよ宴は行われる。 「・・・いいだろう。24時間後に一人でも生き残っていればいいんだろう?」 仁の言葉にアレクシアがふふ、と笑みをこぼした。 「簡単にいえばそう。まあ、せいぜい苦しんで見せることね。あははははっ!!」
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