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不穏な空気が流れているのが誰でもわかる。
だから冬馬も冷や汗をかいて見守っている。
この空気はしばらく続きそうだった。
「・・・これはなんだ。」
空から見下ろす二つの人影。
仁とアレクシアだ。
「第二の宴、あんたに対する拷問のはじまりの部分よ。」
アレクシアは不敵な笑みで仁をみた。
「くっ・・・!死んだ人間で弄びやがって!腐ってる!こんなこと・・・!」
仁には辛い景色だ。
「まだ始まったばかりよ?これからが本当の拷問の始まりなんだからね・・・。あはははっ。」
仁は苦虫を噛んだような顔をして現状を見守る。
「それにあいつらはまだ死んでないわよ?ここは単なる平行世界なんだからね。」
「・・・平行世界?」
仁はわからない単語が出てきたので尋ねた。
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