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「ちょ、ちょっとまってよぉ!」
叫んでも振り向く気配もなし。
〈 なんでこーなるの・・・〉
タタタタタタッ、シュタッッ。
すると急にどこかの教室の前で
止まった。
ボクは何が起こったのか分から
ないまま意識を失った・・・。
『・・・さんっ・・凌耶(りょうや)さん!起きてくださいっ!』
〈どこからかこえがするよー
な・・・ってえぇぇ!!〉
ボクは保健室の中で廊下に響く
ほどの声を上げた。
不意に時計を見たらもうとっく
に授業が始まる時刻だった。
〈あぁ、これでボクの平和な
日常を過ごすという願いは
砕けてしまった・・・。〉
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