Prologue

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異常に囚われ、非日常と言う牢獄で少年は思った… 『何故こうなってしまったのだろう…』と。 少年の友は自らの無力さを嘆いた。 『どうしてアイツだけが、あんな風にならなきゃいけなかったんだ…』と。 「しきたり」と言う名の牢獄の中で少女は切に願った… 『どうしたら抜け出せるだろう… ここから逃げたい…』と。 少女の友は考え悩んだ… 『何かあの子のためにできることはないだろうか…』と。 永遠と言う名の牢獄で老人は、もの言わぬ髑髏(しゃれこうべ)に嘆き語った… 『お前と死ねたらどんなに楽だったろうか…』と。 かくて、物語は回り出す…   
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