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しばらく手を繋いだまま歩いた
見晴らしのいい高台みたいな所にベンチがあって、そこに座った
「あのさ…亮と~…何かあった?」
だってさ、おかしくね?
嫁入り前の自分の奥さんになる人を他の男と泊まりに行かすか?あの亮が!
『亮チャンは…優しすぎるの。…あたしが嫌がる事はしないし、面倒な事頼んでもやってくれるし…この前なんか「ちょっ!ちょっと待って…💦」…??』
「…惚気話し?」
…のわりには顔がマジなんだけど…
『違う!…甘えてばっかりの自分が嫌なの…
付き合いだしたのだって…失恋してボロボロのあたしを1人にしておけないから側にいてくれるって…あれからずっと亮チャンに頼ってばっかり…そんなの嫌なのに…』
…俺の知らない2人だけの事情…か。
ていうか、マリッジブルーかよ💧
「…慰めてほしいの?」
千里を抱き寄せて顎を掴んで強引に口づけた…濃厚なやつね、ベロチュー。
バシンッ!
ひっぱたかれたよ💧
『な//なにやってんの//』
「安心しろ!何があっても赤西仁は千里の味方だ!」
『はぁ?意味わかんない!!なんでキスしたの!!』
「俺は…アホみたいに大袈裟に騒いでる千里が大好きなんだ!しけたつらしてんじゃねーよ…キスは挨拶だ!」
ギャーギャー騒いでたら夜が明けてきた
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