ムラサキ2

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しばらく手を繋いだまま歩いた 見晴らしのいい高台みたいな所にベンチがあって、そこに座った 「あのさ…亮と~…何かあった?」 だってさ、おかしくね? 嫁入り前の自分の奥さんになる人を他の男と泊まりに行かすか?あの亮が! 『亮チャンは…優しすぎるの。…あたしが嫌がる事はしないし、面倒な事頼んでもやってくれるし…この前なんか「ちょっ!ちょっと待って…💦」…??』 「…惚気話し?」 …のわりには顔がマジなんだけど… 『違う!…甘えてばっかりの自分が嫌なの… 付き合いだしたのだって…失恋してボロボロのあたしを1人にしておけないから側にいてくれるって…あれからずっと亮チャンに頼ってばっかり…そんなの嫌なのに…』 …俺の知らない2人だけの事情…か。 ていうか、マリッジブルーかよ💧 「…慰めてほしいの?」 千里を抱き寄せて顎を掴んで強引に口づけた…濃厚なやつね、ベロチュー。 バシンッ! ひっぱたかれたよ💧 『な//なにやってんの//』 「安心しろ!何があっても赤西仁は千里の味方だ!」 『はぁ?意味わかんない!!なんでキスしたの!!』 「俺は…アホみたいに大袈裟に騒いでる千里が大好きなんだ!しけたつらしてんじゃねーよ…キスは挨拶だ!」 ギャーギャー騒いでたら夜が明けてきた →
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