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せっかくの休日なのに気分が晴れない
親友の結婚を…
好きな女の幸福を…
心から祝福してやれないなんて…
はぁ~…ため息しか出ねぇ
ヴゥ゙~ヴゥ゙~
部屋に鳴り響くケータイの着信をしらせる音
「もしも~し?」
『仁!お前の話聞くの忘れてた!わりぃ!!』
ハハッ聖らしいや、いかつい見た目と違ってすげぇ優しい奴。
「…聖…キャンプ行かね?」
『は?キャンプ?え?テント張って、夜にオクラホマミキサ踊る…あのキャンプか?』
「オクラ?それは知らねー。デカイたき火するやつだよ」
『いきなりだな…仁…おもいつきで言ったろ?しかもメンバーは…まさか…』
「中丸に会ったら、懐かしくて他の奴にも会いたいなって思ってさ♪全員は無理だろうから、漫画組だけでも!」
聖にとっても思い入れのあるメンバー。何よりイベント大好きな聖が断るわけがない。
『わーったよ!みんなに予定聞いとく。じゃ、またな』
ガチャン..ツー..ツー
最後のチャンス…
ちゃんとケリつけねぇーとな
利用しちまって悪ぃな聖。
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