プロローグ

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 「陽菜(ひな)?」  声のした方を向くと、 誰かがいた。暗いせいで顔は よく見えないが、どうやら同じ 歳くらいの男の子みたいだ。  「…ごめん、顔が見えないから 誰だかわからないや」  小さな声で、そう答えると 男の子はこっちに近づいてきた。 ようやくハッキリと顔が見えたが、 その男の子を私は…知らなかった。
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