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お市の言葉を聞いた
長政はふっと笑った。
「市がずっと某のそば
に居てくれる事が某へ
の最高の贈り物だ。
気にしないでくれ。」
「長政様…」
お市は嬉し涙をこぼした。
「市。愛してる。」
長政はそっとお市の唇
に温い自分の唇を重ねた。
「長政様って不思議。」
「そうかい?」
「長政様はいつも私が
欲しい言葉をくれます。」
「市も不思議だよ」
長政はくすっと笑って
お市の手を握る。
「そうですか?」
「某がそばにいてほしい
と思う時そばにいて
くれる。」
「ふふっ…。不思議な物
同士ですね。」
お市は笑う。
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