出会った日

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「長政様、ご飯つぶが ついてますよ?」 今は朝食の時間である。 「ああ…ありがとう、市。」 長政の隣でお市が ご飯つぶをとる。 「いいえ。」 お市はにこりと笑った。 自分の隣に大好きな人 がいるという事は、 どんなに素晴らしい事 なのだろうか。 長政は幸せをかみしめていた。 「某は幸せものだな」 「市も幸せものです」 二人は顔を見合わせて くすっと笑った。
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