116人が本棚に入れています
本棚に追加
/206ページ
お市と侍女のあゆは
特に何もする事がなく
お市の部屋でのんびり
とたわいない話をしていた。
「お市様っ!今日から
長政様付きの侍女が
つく事になったんです!」
あゆは笑顔で言う。
「あゆは私と長政様の
お世話を掛け持ちして
いましたからね。
あゆも疲れないわね。」
お市は茶をすすり
ながら言った。
「はい…。あゆはお市様
付きの侍女として
正式に認められたんです。」
あゆは嬉しそうな顔をした。
「これからも頑張って
くださいね。」
「はいっ!」
この会話を聞いたら、
誰もがあゆを無礼な奴
だと思うだろう。
あゆとは長い付き合い
だったのでお市はあゆ
に心を許していた。
最初のコメントを投稿しよう!