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「とりあえずその格好どうにかしようか」
「あー‥うん」
私は今、沖田総司こと総司君に連れられ八木邸のおばさんのところへ向かっている。
なんやかんやあったけれど、どうやら私はここで暮らせるようだった。
八木邸のご主人に感謝しなきゃ。
文久四年‥結成されて一年たった時代に来たってことか。
「あっ!」
突然総司君が振り返る。
「そういえば名前、聞いてなかったよね?」
い ま さ ら !
まあ‥色々と忙しかったし。
私はまだ、ほとんど知られてない存在だから。
「そうだったね!
私は誠‥神田誠っていうの」
「誠っ!?うわあーすごいや!」
「?うん」
「へぇー‥‥‥誠、か」
誠って名前がよかったのか、どこか嬉しそうだ。
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