実現不可能な、救済

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だが、実際あなたが救った人は何人いるだろうか。 むしろ、あなたが「救った」という実感をもてた人は何人いるだろうか。 その実感は、「自己満足」ではないのだろうか。 そもそも「救いたい」なんて願望は綺麗なものではなく、 もっと汚い、人間の「影」の部分からくる願望なのではないだろうか。 『情けは人のためならず』 とは昔からいわれている言葉だが、 結局は「救済」も「同情」も自分のためではないのか。 他人よりも上の立場にいるという実感が欲しいだけではないのか。 弱者は弱者に救いを求めたりしない。 弱者も弱者を助けようとはしないハズだ。 『本当の』弱者であれば。 .
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