余韻

1/1
前へ
/13ページ
次へ

余韻

  まだそばにいるかのように 細胞のひとつひとつ 君を覚えている 透き通る青い夜空 欠けていく月のように 甘い花咲かせて この胸に花束を残した 白くかすむ幸せな朝 まだ右腕に眠る君の 赤ん坊のような寝顔 背伸びした香り まどろんだまま 包み込んだ夜明け 強く抱きしめた まどろみの余韻感じて 言葉にならない歌をつぶやく 繰り返すのは 君が好き くらいかな      
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加