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おっさんに言われた通り、俺たちはキッチンへと向かった。
冷蔵庫を開くと、色とりどりの飯が用意されていた。
てか、え?何これ。
昼のくせに、くっそ豪華じゃん。
そんなことを思っていると、どうやら、策弥も同じことを思っていたらしい。
俺に「うっわー!!豪勢!!!」とか言ってきた。
流石、双子。
思考回路も似てた。
リビングから「落とすなよー!」とおっさんの声が響いた。
それに「あいよー!」とのんきに答える策弥。
俺は、また策弥の背中を追う形で料理をリビングへと運んだ。
既におっさんと高松さんは、席に座った状態で俺達を待っていた。
まだ料理は半分いくかいかないかの量しか持ってきてないので、再びリビングを後にする。
「後、何回運べばいいん?」
「多分、三回だろ。」
「・・・多すぎじゃね?」
なんて他愛のない会話を繰り広げながらも、全ての料理をテーブルへと運んだ。
そして、席につく。
俺の前はおっさん、策弥は俺の隣に座り、高松さんと向き合う形となった。
「いっただきまーす!」
「いただきます。」
「はい、いただかれます。」
嬉しそうに言うおっさんを横目に、目の前の料理に手が伸びる。
てか、サンドイッチ。
なんでこんなに多いんだろう?
多く盛られたサンドイッチから一つとる。
そして、口へと運んだ。
シャキリッとレタスの新鮮な音が口の中で広がる。
うん、うまい。
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