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ああ、ちなみにこうやって話しながらもちゃんと校内を案内してもらっているぞ。
神田さんとの会話だけを聞いているんじゃないんだからな!
沙「まあ、案内は大体こんな感じでいっか。」
風「うん。今日はありがとう、神田さん。」
笑顔で俺は言った。
そうすると神田さんの顔が赤くなり黙り込んでしまった。
まあ、ほっといてもいいかな。
風「じゃあ、俺は帰るから。また、学校で会おうな。」
そう言って帰ろうとしたら…
沙「待って!!」
神田さんがいきなり大声で叫んだ。
俺は、驚いて後ろを振り返った。すると、神田さんは、もう既に俺のすぐそばまで来ていた。
風「ええと…まだ何かあるの?」
沙「いや、そういう訳じゃないけど…」
神田さんは、何か言いたい様な顔で体をもじもじしていた。
(ヤバい!めちゃくちゃかわいい!)
沙「もし良かったら、一緒に帰らない?」
風「…へ?」
俺は、思わず情けない声を出してしまった。
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