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明「にしても風真、学校の説明だけのわりには結構遅かったわね。」
風「ああ、簡単な学校案内してもらってたんだよ。」
明「へぇ~。理事長に?」
風「違う。隣の神田さんにだよ。」
明「隣?ああ、隣の家のことね。」
風「もう、引っ越しの挨拶して来たんだろ?」
明「えぇ、いい人だったわよ~。そういえば、風真と同い年の娘がいるって言ってたわね。」
もう仲良くなったのか…
風「両親が二人共魔法使いで神田さんは、学校でトップクラスの魔法使いなんだって。」
明「へぇ~。ねぇ、それよりその神田さんってどんな子なの?」
風「どんなって言われても…そこまで話してないからまだよくわからないけどかわいい女の子だよ。」
明「へぇ~。かわいいねぇ。」
なんだその微妙な笑顔
明「その割には、仲良く一緒に帰ってたじゃない。」
見てたのか…
風「いや、あれは、沙織が一緒に帰ろって言ったから…」
明「ふーん。あの子沙織ちゃんっていうんだ。しかも今呼び捨てで言ったわね~。」
しまったあぁ!!
つい言ってしまった。
これが誘導尋問という奴か。
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