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風「今日は、いろんなことがあったな…」
そんな感じで今日のことを振り返っていたら、沙織の笑顔が出てきた。
風「本当にかわいいよな。何だろうな…沙織を見てると時々、心がドキドキするんだよな。」
そう思いながら、目をつむると、そのまま寝てしまった。
《沙織side》
沙「ただいま~。」
風真と別れたあと私も自分の家に入った。
「ねぇねぇ!今のかっこいい人誰なの?」
そう言ってきたのは、私のお母さんの神田広美(カンダヒロミ)だ。
風「お母さん、せめておかえりくらい言ってよ…」
広「そんなのどうでもいいじゃない。それより今の人誰なの?」
どうでもいいって…
沙「あの人は、転校して来た神谷風真君だよ。ほら、隣に引っ越してきた。」
広「ああ、あの挨拶して来た人の息子さんね!親切な人だったわよ~。」
そんなに仲良くなったんだ…
広「で?なんで沙織がその風真君と一緒に帰ってきたの?」
沙「今日、風真に学校の中を案内するために呼ばれたの。それで、それが終わった時私が一緒に帰ろって言ったの。」
広「へぇ~。沙織が言ったの。」
なに今の微妙な笑顔…
広「それで?風真君ってどんな人なの?」
沙「ええと…まだあまり話してないからよくわからないけどカッコ良くて優しい人よ。」
広「へぇ~。カッコ良くて優しい…ねぇ?」
またその微妙な笑顔ですか…
広「その割には、風真って呼び捨てで言える仲までなってるじゃない。」
えっ?嘘!?私、今無意識に風真って言っちゃったの?
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