120人が本棚に入れています
本棚に追加
広「でも珍しいわね。あなたがそんなに積極的になるなんて。もしかして、一目惚れしちゃった?」
言われた瞬間に沙織の顔が一気に赤くなった。
広「あら、図星なんだ。」
沙「ちっ違うよ!そんなのじゃなくて…」
広「でも好きなんでしょ?」
そう言われると沙織は、余計に顔が赤くなって
沙「……うん。」
と小さく言った。
広「あの子かっこいいから多分学校でも人気あるわよー。他の女の子にとられないように頑張ってね~。」
その言葉を無視して沙織は、自分の部屋に入っていった。
(もう!お母さんがあんなこと言うから!)
そう思いながらベッドに寝ころんだ。
(いつか、風真に好きって伝えたいな…)
そう思った時、さっき広美に言われたことを思い出した
『他の女の子にとられないように頑張ってね~』
(嫌だ。風真が他の女の子となんて…)
急に胸のあたりが疼いた。そんなとき…
広「沙織~」
最初のコメントを投稿しよう!