0人が本棚に入れています
本棚に追加
「はっ、こここ校内のきっ喫煙は厳禁ですぅ~。」
慌ててビシッと指を差し目を瞑っておびえながらも一生懸命に言う眼鏡っ娘。
残念ながら指を差した先には先ほど響娘によってのされた男たちだった。
「あっ、あれあれ??」
状況が理解出来ていないらしい。
まぁ無理もないだろう。
「大丈夫?怪我はない??」
とりあえず俺は声をかける。
すると眼鏡っ娘はビクッと反応し怯えた口調で
「ま、まさか。あなたたちですか?こ、こんなことをしたのは。」
「まぁな・・・」ごんっ
「ちがうでしょ~が。私でしょ~が。」
はいそうです調子こいてすいませんでした。
だから止めてください。何回も頭をチョップするのは。
せめて手加減してください。
意識が飛びます。
「も~う。」
怒りはおさまったようだ。
「はぁ。少しは手加減しろよな。怪力なんだから意識が・・・・。」
「ふんっ」
バコォッ!!
渾身の右ストレートが俺に止めをさした・・・・
俺が地面で痛み苦しんでるなか響娘は、
「あんな連中、響娘様にかかればらくしょうだよ!」と眼鏡っ娘に向かって胸を張っていた。
眼鏡っ娘はと言うと、うつむきぷるぷる震えている。
そして、
「校内での暴力行為はいけませ~ん!」
と大声を張り上げていった。
「へっ?」
響娘はきょとんとしている。
最初のコメントを投稿しよう!