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カキカキキ・・・・
「はぁ・・ 」
目の前の膨大な量の紙の山を見て俺はため息をつく。
あのあと、
「繚乱高校校則第34条
校内での喧嘩及び暴力行為は原則として禁止する。と生徒手帳にかいてあります!
校則に違反した場合、最悪退学もあり得る重大な違反なのですぅ~。
と言うわけで生徒会風紀部長の私の指示に従って下さい。」
とか言われて。
生徒会室に連行され現状に至るのだが・・・・
バァン!!
「おかしいだろ!?」
俺の大声と机を叩く音にビクッとして振り向く眼鏡っ子もとい風紀部長
そんなにあからさまに怯えて貰ってはこっちは言いたい事も言えないのだが・・・
「い、いくら校則違反でも仮にもアンタを助けたんだから少しは目を瞑って貰ってもいいだろ。」
「私がね。」
ムスッとした顔で俺を見る響娘。
「だとしてもだ。少なくとも、俺は無関係なんだからこんなことしなくてもいいだろ??」
テストも近いのに・・・
「で、でも・・・・」
あっ、やべ風紀部長泣きそうだ。
「ウグッ・・・それは・・・ヒグッ・・・校則違反だから・・・」
「あ~あ。カイト女の子泣かせた~。
いけないんだ~。」
そんなことを言われても・・・
「よしよし。大丈夫だよ~」
慰めにかかる響娘。
ぐっ、俺が悪いのか??いや、悪くない・・・悪くないぞ!
「うわ~~ん。」
大泣きされてしまった。
「カイト~?」
「ぐっ。ご、ごめん・・・」
チキショー、俺は何も悪くねーんだぞ。
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