アカデミー 入学

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3人で屋上に来た。 「リク、あなたは 自分の父のことを どう思っていますの?」 私は聞いた。 「僕は幼い頃から 父上のことが嫌いだ。 僕を跡継ぎとしか 見てくれない。」 リクは本当の 気持ちを打ち明けて くれた。 「私もお父様の ことが嫌いですわ。 マリアンヌの話を 聞いて、もっと そう思いました。」 マリアンヌは私の国、 水の国の少女。 幼いときに 両親を殺された、 かわいそうな少女。 「マリアンヌは どんな話をしたんだ?」 「私は王女様に 両親を殺された 経緯を話しました。」 マリアンヌが抱えて いる、過去は とてつもなく大きい。 私の父親のせいで。 私の父親のせいで、 不幸になった人は どれぐらいいるの だろうか。
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