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2人が生まれて
10年の月日がたった。
2人とも10才になり、
立派な少年、
美しい少女に
成長していた。
「お兄様、遊んで
下さい。」
レアは兄のアルシャに
頼んだ。
「仕方ないな。
いいよ。遊ぼう!」
アルシャは優しく
妹に言った。
アルシャの心からは
妹への恨みが
消えていた。
そりゃあ、完全には
消えていなかったが、
普通に妹のことが
好きだった。
「ほら、僕は
こっちだよ!」
「あっ!
待って~、お兄様。」
2人の会話は
屋敷中に響いていた。
「2人とも少し
うるさいですよ。
もうすこし静かに
しなさい。」
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