怒り

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さっき流れた感覚 自分の中に自分でない何かが居たような 自分でない何かが殺せと言ってきた様な感覚 何かとしか言いようがなかった ルシファーはまず子供達を村であった場所から離れさせた ここに居たら狙われてしまうからだ 子供達は泣き止まなかった それを見てルシファーは神への怒りと共に罪悪感を感じた 自分がいなければこの子達は悲しまずに済んだんじゃなかろうか 自分が関わらなければ村人達は消されずに済んだんじゃなかろうか そもそも自分が反逆を企てなければ良かったんじゃないか ルシファーの罪悪感は消えない
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