君を知ったキッカケ。

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キーンコーンカーンコーン‥‥ 「ーーーでは、今日の授業はここまで。」 ざわざわと、一気に教室が賑やかになる。 「んぁーーッ!!やっと終わった~ッ。」 両手を伸ばして立ち上がる。 ハッ!! ご紹介遅れました! はじめまして、わたくし春川 優奈と申します。 この春、この聖南高校に入学! そして女子バスケ部に所属しております。 チャームポイントは、大きな目と肩まであるストレートな髪♪ てへっ♪ ‥なんて、誰も聞いてないですね、すいません。 「優奈ッ。用意できた?」 彼女は、同じクラスで同じ女子バスケ部の、三上 樹里。 サバサバした性格の明るい子♪ 背が高くて、切れ長の目で綺麗な顔立ちの彼女は、あたしの憧れでもある。 とにかく、大人っぽい。 前髪パッツンに、腰までの髪型。 背の高い彼女によく似合う髪型だ。 あたしが同じ髪型にしたら、ただのコケシになってしまう。 「あっ樹里ちゃん!もうオッケーだよ!」 「じゃあ体育館行こっ!」 私達は、パタパタと駆け出した。 .
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