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ピーンポーンパーンポーン
どこからか音が鳴った。
ぷつりと何かが入る音がする。
「みなさんこんにちわ。
いやいや、こんばんわかもしれないのでしたね?ここはとりあえず、やぁ、とだけ言っておきましょうか」
声の主は初めに聞いたあの男性のものだった。
「この度みなさんをココへ案内させてもらいました。わたくしは『セラフ』と申します。早速ですが、みなさんはココをどこだと認識していらっしゃいますでしょうか??それぞれを様々な形でこちらに招待いたしました。おそらくみなさんはココに対して間違った偽りの答えを持っているのではないでしょうか?
真実をお教えします。
ここは“アクシュアリカ”です。
みなさんの言葉で言えば、“天界”や“ウラノス”と例えられる場所に当たります。そこには神々が住むと言われておりますが、それが私どもに当たるとお考えください。その“長”である方がみなさんを選び、ココに呼びだしました。みなさんを試し、みなさんの意思を聞くためにです。
私たちはいつもみなさんと共存してまいりました。どちらが上でも下でもない、私どもとアナタ方は対等な立場であり続けていたと認識しております。ただし、この度アナタ方が出された答えによっては、わたしたちはみなさんの世界を滅ぼすことになるであろうと思います。ただし、ここにいるみなさんについては安全であるので、そこはいくらかご理解をいただきたい。
さぁ、突然のことでびっくりいたしましたでしょうか?これが真実です。みなさんがここにいる理由なのです」
セラフと名乗る男性はそう言ってから一息おいた。
ガサガサと書類を探る音が聞こえる。
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