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玲菜がふう、とため息を吐く。
ホウキに乗る、というのは古い文献のおとぎ話のような話。今の魔法使いたちはみな自動車やスクーターを自分の魔力を原動力にして動かすのだ。
「でも~ボクもホウキに乗ってみたいな~」
愛流をやり込めている玲菜との間にひかるが割ってはいる。別に愛流をかばうわけではなく本当にホウキに乗ってみたいと思っている顔をしている。
とたん愛流の顔がぱあーっと明るくなった。
「でしょでしょー!」
「もうっ、ひかるまで!」
「じゃあ放課後一緒に練習しようよっ」
「うんわかった~」
「わ、わたくしもやりますわっ!」
ノー天気な二人。ホウキなんて古臭い、時代錯誤と思っても、自分だけ仲間外れはいや。そんな感じで三人は仲良しなのだ。
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