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バタバタバタバタッ!!
長い廊下を煩い足音が響き渡る。
ガラッ!
『セーフ!!ハァハァハァハァ。』
「愛流また遅刻~?!(笑)」
『亜梨沙ちがぁぁう!まだ先生は来てないから遅刻じゃない!』
愛流と呼ばれた少女は息を切らしながらカバンを無造作に席へと放り投げた。
亜梨沙「チャイム鳴り終わってから入ってくるのって十分遅刻だと思うけど(爆)しかも何そのカッコ、 いくらうちの学園が個人を重んじる校風だからといってもそれはないんじゃなーい?(笑)
亜梨沙に指摘された愛流は負けじとばかりに熱弁を初めた!
このスカートはいつでも全力で走れるように風切りを計算して作ってるのよ!
この扇形の上着! 相手の視点を惑わせる効果もあるし何より攻撃を受けた時に多少の力を吸収してくれる素材でできてるの♪ 羨ましいでしょー(笑)
亜梨沙「いや全然。」
(第一誰に攻撃を受けるのか……。この学園にそんな野蛮な行為をする者がいる訳がない。)
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