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…ああ、やっぱりこいつは暖かい。
「嬉しいなー。とらちんから、してって言ってくれるのめったに無いじゃんー!」
抱きしめられた耳元で、かなり嬉しそうな声。
「っっなっ! して、なんて言ってないだろ!」
な、何言ってんだこいつは。
ん? そういう事になるのか?
だめだ。頭がうまく働かない。
…やっぱ俺からって事に…なるのか? うわーっ!
「とらちん、耳まで真っ赤! 可愛いぃー♪」
可愛い、の単語にじたばた暴れるが、ぎゅうっと抱きしめられ離れられない。
「暴れないでよー。俺、暖かいっしょ?」
「…ああ。」
本当に暖かい。
思わず、ぎゅーっと俺から抱きついた。
「へへ、とらちん可愛いー♪」
抱き返された。
声、すごく嬉しそうだ。
…ああもう、言わせておこう。
…そうしてしばらく、というか結構長く外にいたのも、インフルエンザの症状が悪化した原因だと
次の日に、痛感するとらちんでした(笑)
終わり
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