第一章 編入

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『俺、一生お前について行くよ!!』 カツサンド位で大袈裟な事を言う。 来た道を戻りながら、庵と取り留めの無い話をした。 教室に戻り、庵達と食事を済ませると橘さんの所に行こうとする。 すると庵が尋ねてきた。 『今から橘と学園内回るんだろ?俺も行って良いか?』 『別に構わないよ?庵が来たいって言うなら。』 『んじゃ、決まりで!女と二人だと嫌でしょ?橘って結構頭堅いし!』 二人で橘さんの所に向かい、話し掛けると彼女も待っていてくれた様子で、 『あ!やっと来たのね。どこから回る?ッて、新城君も行くの!?』 少し不服そうな顔をしたがすぐに元に戻った。 『え?俺行っちゃマズイ?二人より三人のが良いと思ったんだけどなぁ!』 『別に良いわ、じゃあ、三人で回りましょ。』 こうして僕達三人は学園内を回る事になった…。
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